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2019年度入社新卒採用、採用スケジュールは去年と変わらず広報開始3/1、選考開始6/1。インターンシップ最低日数規定は廃止~『採用選考に関する指針』:日本経済団体連合会

[2017.04.11]

一般社団法人 日本経済団体連合会は4月10日、『採用選考に関する指針』を発表しました。

 

企業は、2019年度入社の大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者等の採用選考にあたり、下記の点に十分配慮しつつ自己責任原則に基づいて行動する。

なお、具体的に取り組む際は、本指針の手引きを踏まえて対応する。

 

1.公平・公正な採用の徹底
公平・公正で透明な採用の徹底に努め、男女雇用機会均等法、雇用対策法及び若者雇用促進法に沿った採用選考活動を行い、学生の自由な就職活動を妨げる行為(正式内定日前の誓約書要求など)は一切しない。また、大学所在地による不利が生じないよう留意する。

 

2.正常な学校教育と学習環境の確保
在学全期間を通して知性、能力と人格を磨き、社会に貢献できる人材を育成、輩出する高等教育の趣旨を踏まえ、採用選考活動にあたっては、正常な学校教育と学習環境の確保に協力し、大学等の学事日程を尊重する。

 

3.採用選考活動開始時期
学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。
 広報活動 : 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
 選考活動 : 卒業・修了年度の6月1日以降

なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。

 

4.採用内定日の遵守
正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする。

 

5.多様な採用選考機会の提供
留学経験者に対して配慮するように努める。また、卒業時期の異なる学生や未就職卒業者等への対応を図るため、多様な採用選考機会の提供(秋季採用、通年採用等の実施)に努める。

 

<「採用選考に関する指針」の手引きの改定について>

経団連では、2017年度及び2018年度入社対象の「採用選考に関する指針」(以下、指針)において、広報活動開始は3月1日以降、選考活動開始は6月1日以降と規定している。現行の開始時期については、学生の業界研究、企業研究の時間確保に課題があるとの指摘もあるが、海外留学生や教育実習生をめぐる大きな混乱は見られておらず、全体的には評価する声も多いことなど、様々な点を総合的に考慮した結果、2019年度入社対象の活動についても3年連続で同じスケジュールを維持することとした。

他方で、広報活動の開始時期を3月に変更して以来、春休みを中心に短期のインターンシップが急増しているという問題への対応を図った。具体的には、「手引き」で定めているインターンシップの規定について、企業が柔軟かつ多様なプログラムを実施できるよう、最低日数要件を削除した上で、職場での受入れやインターンシップ受入れ後の学生へのフィードバックの実施など、教育的効果が高まる取り組みが望ましい旨を記述した。その上で、インターンシップ本来の趣旨を踏まえ、教育的効果が乏しく、企業の広報活動や、その後の選考活動につながるような1日限りのプログラムは実施しないことを明記した。

指針で規定している開始時期等の内容は、経団連会員企業だけに適用されるものとの理解が一般に蔓延しているが、政府は、経団連を含む約450の経済団体・業界団体に対し、指針に基づく活動開始時期の遵守や学事日程への配慮を要請している点に留意する必要がある。すべての企業が一定のルールに沿った秩序ある採用選考活動を行うことが、学生の学業や就職活動にとって望ましいという認識を共有し、行動することが求められる。

 

「採用選考に関する指針」の手引き
「採用選考に関する指針」の手引きの改定について

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(一般社団法人日本経済団体連合会 http://www.keidanren.or.jp/ /4月10日発表・同連合プレスリリースより転載)

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