
20代若手社員のスピード退職と転職動向に関する調査
入社3ヶ月以内の“スピード退職”経験者の約3人に1人が次の職場も「1週間以内」に退職
レバレジーズ株式会社が運営する、既卒や第二新卒をはじめとする若手特化の就職・転職支援サービス「ハタラクティブ」は、20代の若手社員2,070名を対象に、キャリア観に関する実態調査を実施しました。
<調査サマリー>
- 入社1年以内の退職経験者の約6人に1人が「1週間以内」に退職、初期段階での違和感が招く“成田離婚”のような実態
- 「スピード退職」経験者の7割超が再び短期離職。約半数が2回以上の転職を重ねる「短期離職ループ」の深刻な実態
- スピード退職後の再就職、7割超が「苦労した」と回答。条件改善は半数に満たず、焦りによる「条件妥協」が負の連鎖の要因か
1.入社1年以内の退職経験者の約6人に1人は「1週間以内」に退職、初期段階での違和感が招く“成田離婚”のような実態
20代の会社員に対して入社後の退職経験について調査したところ、1割超が「入社3ヶ月以内に退職(11.6%)」を経験しており、退職検討層を含めると約6人に1人(16.9%)が入社後3ヶ月以内の「スピード退職」に直面していることが分かりました。
実態として浮き彫りとなったのは、退職に至るまでの「スピード感」で、1年以内の退職経験者の約6人に1人が、わずか「入社1週間(16.9%)」以内に退職を決断しています。
入社3ヶ月以内の「スピード退職」のきっかけとなった違和感として、「希望と異なる配属(配属ガチャ)(36.2%)」のほか、「入社式や研修での『精神論・根性論』(35.4%)」を挙げる声が目立ちました。
組織の価値観との初期段階でのミスマッチが、修復不可能な、いわば「成田離婚」のような即断を招いている現状が見て取れます。
「スピード退職(検討)」した際、約7割が「事前に社内の誰かに相談した」と回答しています。 若手社員は組織に対して改善のサインを送っている一方で、そのSOSが実効性のある対応に繋がらず、結果として「入社1週間以内」の超短期での退職を決断させる一一因となっている状況が推察されます。
2.「スピード退職」経験者の7割超が再び短期離職。約半数が2回以上の転職を重ねる「短期離職ループ」の深刻な実態
「スピード退職」後の再就職先における定着状況を調査したところ、7割超が「再び1年以内に退職(または退職予定)(72.0%)」していることが明らかになりました。
なかでも、約3人に1人が次の職場を「1週間以内に退職(または退職予定)(33.5%)」しており、超短期での離職を繰り返してしまう深刻な実態が浮き彫りとなりました。
また、スピード退職後の転職回数についても、半数近くが「2回以上(49.6%)」の転職を重ねており、「3回以上(22.5%)」の経験者も2割以上存在しています。
一度短期離職を経験すると、十分な自己分析や企業理解が整わないまま再就職を急いでしまい、再びミスマッチを引き起こす「短期離職ループ」に陥るリスクが高いことが伺えます。
3.スピード退職後の再就職、7割超が「苦労した」と回答。条件改善は半数に満たず、焦りによる「条件妥協」が負の連鎖の要因か
「スピード退職」後の再就職活動について、7割超が「苦労した」と回答しました。短期離職という経歴が選考において一定のハードルとなり、精神的なプレッシャーを抱えながらの活動を余儀なくされている様子が伺えます。
再就職先の条件を前職と比較したところ、条件が「良くなった(48.3%)」と回答した人は半数に満たない結果となり、「スピード退職」後の再就職において理想通りの条件を勝ち取ることの難しさが浮き彫りとなっています。
実際に、再就職にあたって「職種・業務内容」や「年収」などを妥協したという声も見られました。こうした焦りによるミスマッチの受容が、前述した「短期離職ループ」を引き起こす一因となっている可能性も考えられます。
<ハタラクティブ事業部長・本田 こむぎ氏からの一言>
本調査では、一度短期離職を経験した若手社員の7割以上が再び短期離職を繰り返すという、深刻な「短期離職ループ」の実態が明らかになりました。3ヶ月以内の「スピード退職」の背景には、「配属ガチャ」や「精神論・根性論」への違和感が挙げられましたが、次の職場選びで「業務内容」や「条件」を妥協してしまい、結果として再び短期離職を招くといった、焦りによるミスマッチの再発が見受けられました。
一度短期離職を経験すると、キャリアへの不安から「早く次を決めなければ」という心理が働きやすくなります。自身の抱く違和感について冷静に振り返らず、自己分析や企業研究が不十分なまま再就職を急いでしまうことが、結果として負の連鎖を招く一因となっている実態が伺えます。
こうした「短期離職ループ」を回避するためには、現在の違和感を一時的な感情で終わらせず、なぜミスマッチが起きたのかを多角的に整理することが重要です。社内での解決が難しい場合は、転職エージェントなどの第三者を介して自身の経歴や市場価値を客観的に捉え直すことも、ミスマッチのない中長期的なキャリア形成に繋がる有効な選択肢の一つと言えるでしょう。
【調査概要】
調査対象:20代の若手社員2,070名
調査年月:2026年2月26日~3月2日
調査方法:インターネット調査
回答者数:2,070名
調査主体:レバレジーズ株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(レバレジーズ株式会社 /3月25日発表・同社プレスリリースより転載)









