イノベーションを志す人と組織が結びつく、
まったく新しい新卒採用プラットフォーム「IROOTS」
現在の新卒採用手法の主流は、なんといってもナビサイトだろう。企業の魅力を的確にアピールすれば、大量の母集団形成も比較的容易にできるようになった。しかし、その母集団の中に本当に求める人材がいるのかどうかは、また別の問題だ。特に成長企業ほど、自分たちの組織や考え方にマッチする人材との出会いの難しさを実感しているのではないだろうか。こうした企業の声に応え、まったく新しい優秀人材のスカウトサービスとしてスタートしたのがINNOBASE株式会社の「IROOTS」(アイルーツ)だ。
新卒採用にイノベーションを起こす
---新サービス「IROOTS」を立ち上げられた背景から教えてください。
ナビサイトが現在の採用・就職活動に最適な方法でないと考えたからですね。企業、学生の双方にとってナビサイトの弊害は年々大きくなってきています。本来、企業は一人の採用したい人を探すのに100人という多人数に会う必要はないはずです。実際に、ある成長企業ではナビサイトで説明会に3000名を集客し内定がゼロという結果もでてきています。「IROOTS」は従来当たり前とされてきたナビサイト中心の「プル型採用」から「プッシュ型採用」への転換を目的に立ち上げました。現在の採用活動には大きく2つの課題があると考えています。
第一の課題は、「大量に集めて大量に落とすモデルの限界」です。現在のナビサイトは大変多くの学生のエントリーを集めることができますが、一方で100人に会ってやっと一人採用できるかどうかという効率の悪さを生んでいます。企業が本当に欲しい優秀層の学生が母集団に含まれているという保証はありません。特に、これから日本の産業界にイノベーションを起こしていこうと考えている成長企業やベンチャー企業の場合、まだまだ学生からの認知度が低く、優秀な人材を確保できていないのが実状です。
第二の課題は、「学生にとっての入社後ミスマッチの発生」です。ここ数年は就職活動期間が徐々に短期化する傾向が続いていて、学生が自らの職業観を見つめたり企業研究をしたりする時間がどんどん少なくなっています。その結果、メディアなどでよく知られている大手企業・有名企業に応募が集中する結果を生んでいます。しかし、イノベーションを実現するポテンシャルを持つような優秀な学生は、本来「起業志向」や「独立志向」が強い人材であり、大手に入社することが必ずしもベストマッチとは言えません。このミスマッチが、日本経済の成長力、世界との競争力をスポイルしている可能性を無視できないのではないでしょうか。
---日本の新卒採用そのものにも、大胆なイノベーションが必要と考えられたわけですね。
まさにその通りです。日本経済が本当の力強さを取り戻すには、絶え間ないイノベーションが欠かせません。そのためには、未来志向でイノベーションに挑戦する成長企業・ベンチャー企業と、そういった舞台で活躍できる人材、活躍したい人材を的確にマッチングしていくことが重要です。そこで私たち自身もまた、日本の新卒採用にイノベーションを起こそうという強い思いのもとに、INNOBASEという組織を立ち上げ、新サービス「IROOTS」をリリースしました。新卒採用を変えることで最終的には日本のビジネス全体を変えたい。それが私たちの目標です。 「IROOTS」は、現在の主流であるナビサイトの非効率性、ミスマッチの発生といった課題をすべて解決できるサービスです。当面は、成長企業が優秀層の学生を採用するための支援に特化していきますが、将来的にはナビサイトに代わる新卒サービスにしていきたいと考えています。
適性診断と独自A.Iシステムにより最適の学生を紹介
---「IROOTS」とは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
従来の新卒採用では、企業が募集情報を発信し、それを見た学生がエントリーしてくるのを待つというのが基本パターンでした。つまり、マッチングの主導権はあくまで学生側にあったのです。しかし、認知度の低い成長企業・ベンチャー企業が「待ちの姿勢」でいるようでは、求める人材に出会える可能性はかなり低くなります。
そこで「IROOTS」では、東大、一橋、早慶上智などの上位校在籍者を中心とする優秀学生(約3万人)を、独自に集めています。各企業の求める人材像を理解した弊社コンサルタントが直接学生にアプローチし、面談をもとに的確な推薦・紹介を行います。いわばコンサルタントは、各企業のリクルーティングチームとして機能するわけです。「待ち」ではなく「攻める」採用を実現するのが「IROOTS」なのです。
ここで大切なことは「学生の希望」にあわせてではなく、「学生の適性」にあわせて企業を紹介することです。ナビサイトの問題点を解決するために「IROOTS」では適性診断を活用した独自A.Iシステムを取り入れています。適性テストで測定した「性格特性」「志向性」「職務適性」「ストレス耐性」などのデータベースとクライアント企業で実際に活躍している人材の適性データを照合することで学生のポテンシャルが活かせる企業環境をご紹介していくのです。この独自A.Iシステムにより、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながると考えています。
---従来からある「新卒紹介」との違いは、どういったところなのでしょうか。
新卒紹介はこれまでは後半戦のサービスと捉えられてきました。2015年採用では就職サイトオープンが12月、内定だしが翌年4月から行われていました。新卒紹介サービスは大手企業の内定だしが終了する6月以降が主流だったのです。そのため後半戦の新卒紹介では、採用に困っている企業と内定が取れない学生のマッチングを行うためにとにかく数多くの紹介面談を行うことで確率的に採用成功につなげるというサービスとなってます。
IROOTSは(1)東大、一橋、早慶上智などの上位校在籍者を中心とする優秀学生に特化、(2)マッチング効率をあげる独自A.Iシステムを導入、(3)企業・学生側と寄り添うコンサルタントがリクルーティングチームを構成、という3つの特徴によって早期からの優秀層母集団形成と採用成功をご支援しています。つまり、IT技術×人を介したコミュニケーションの両輪によって、的確なマッチングを行うのが「IROOTS」なのです。
近年の就職活動期間は短期化が進んでいて、学生が自らの適性に気づく機会はどんどん少なくなっています。そういった意味でも「IROOTS」が学生の適性をもとに企業とのマッチングを行っていく役割は大きいと考えています。早期の学生の母集団形成とその後の学生フォローまでを含めたサービスを「IROOTS」では行っていきます。
スペシャリストが結集した「IROOTSチーム」が全面サポート
---どのような企業に「IROOTS」を利用してほしいとお考えでしょうか。
一言でいうと、新卒者に対してイノベーション環境を提供できる企業に利用いただきたいです。大切なことは20代でどれだけ成長できるか、チャンスがあるかだと考えています。新卒入社後の20代で誰と働き、どんな経験をし、仕事の成果をとおしてどんな景色を見てきたかが、その後の30代以降のキャリアの礎になっていきます。20代で成長ができる環境があるという意味では、成長企業・ベンチャー企業がお客様の中心になってきますね。もちろん、スタートアップ企業も全面的に応援していきたいです。近年では、大手企業も新規事業を手がけ、そこから大きなイノベーションが生まれる例も数多く見られます。業種・規模を問わず、起業や事業立ち上げなどへの志向の強い人材が活躍できる場を提供されている企業を、幅広くサポートしたいと考えています。我々の取り組みがきっかけとなりチャレンジする人たちがもっと増え、チャレンジすることが賞賛されていく風潮が広がっていくでしょう。その延長上に、日本から新たな産業、サービスを創造していけば最高ですね。
特に「従来型のナビサイトでは望むような優秀人材との出会いが難しい」「採用部門のリソースやマンパワーが限られている」「事業拡大に伴い新卒採用をはじめたいがノウハウがない」といった課題をお持ちの成長企業には、ぜひご活用いただきたいです。「IROOTS」は単にシステムを活用して効率化を図るだけでなく、実績あるコンサルタントがリクルーティングチームとして、各企業を全面的にサポートしますので採用力も強化できます。
サービスのご提供を開始するにあたり、学生動員数および採用人数をコミットした料金プランをご用意いたしました。初年度は100社限定でサービスをご提供します。まずは、お気軽にお問い合わせください。
---ありがとうございました。新卒採用にイノベーションを起こし、日本のビジネス界を変革するというビジョンを持った「IROOTS」サービスがよく理解できました。
企業データ
社名 | INNOBASE株式会社 |
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本社所在地 | 〒163-1334 新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー34階 |
事業内容 |
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設立 | 2014年7月 |
代表者名 | 小笠原 寛 |